夏が来れば、思い出す。

今更ながら読んだよ。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

• 作者: 横山 秀夫
• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2006/06
• メディア: 文庫

言わずと知れた、ベストセラー。

周りの書評が結構よかったから気になってたんだけど
何となく読む機会が無いまま、今に至る。だった。


で、読み始めていきなり驚いた。
……、止まらない。

文章にぐぐっと引き込まれて、一気に読み終わった。
こんなに没頭したの、久し振り。

この勢いは、ハリー･ポッターより上だな(苦笑)


感想?

よかった。
なんてありふれた一言では済まされない内容の濃さ。
胸に深く突き刺さる鈍い痛みと、幾筋かの清らかな光。

人間くささの色濃いメインキャラのせいか
幾度と無く湧き上がる感情を抑えるのが大変だった。


早いうちに読んでおいて、よかった。


この事故が日本で起きたということを
決して忘れてはならない。

胸に深く刻んでおく。

タグ：横山 秀夫 山 航空事故 御巣鷹山 飛行機は何故飛ぶのか

コメント 2

一度、御巣鷹に行くつもりだったのですが・・・
機会を逃してしまいました。またいつか。
by 浦島太郎 (2008-09-08 15:58) 

あ、てっきり行ったものだと思ってました(苦笑)
やっぱり「地元」かそうでないか、というのは人の記憶に大きく影響するのかな、
なんて思ったわ。全然知らない土地で起きた事件のことより身近な場所の事故の方が
ココロに深く残ったりするもの。
この事故は著名人の犠牲者も多かったせいで、何となく意識が高かったんだろうと思います。
by ひろころ (2008-09-08 17:41)