ココロノタビ [風景]
山道を上り抜けながら。
薄曇り、暮れゆく田園を眺めて。
タビに出ると、たくさんの風景に出逢う。
目で見た景色はココロに残る。
カラダの移動とともに、ココロもタビをする。
その時の心境によって、目に入る風景は変わる。
同じ道を通っていても、違う景色が映ることも、ある。
その時の天候によって、まったく印象が変わる風景もある。
音楽とタビは、そんなところがとてもよく似ている、と思う。
交響曲を演奏していると、タビに出たような気持ちになることがよくある。
「ああ、ココは何度も来たことがある」
「ココは初めて通る道」
「来たことがあるはずなのに、よく覚えてないな」
こういうのを繰り返しながらようやくすべての道を覚えたときに
初めて見える風景があったりする。
もちろん、道順を覚えただけではイイ演奏はできない。
歩き方や立ち止まるタイミングもちゃんと考える。旅程を考えるのと同じように。
そして、準備万端に整えて進みつつ、突発的事項には臨機応変に。
咄嗟の判断で動けるしなやかさを併せ持つコトはとても大切なこと。
途中で臨時休業のお店があっても驚かないこと。
逆に、思いもかけないサプライズもあったりするからタビは面白い。
そんなこんなで演奏会終了。
関係者の皆様、お疲れ様でした☆
今回は長い長い物語でしたが、最後までよく集中して
無事に自分の役目は果たせたかなと思っております。
最初は手探りで進んでいた道も、本番ではよく見知った場所になっていて
歩いて(ときには駆け抜けて)いく行程はとても楽しめました。
しかし。ほんと、上手なヒトの下で吹くのって楽♪
抜群の安定感で、隣で聴いてて惚れ惚れしますた。 はい(。・_・。)ノ
あれで初マーラーとは。。。凄すぎる(-_-*)
お陰で私自身まで何も憂うことなく音楽に集中できた感じで
不必要に力むことも無く、最後まで力尽きることなく、
ほぼイメージに近い音が出せたような気がします。
まぁ、ちっこいミスはいくつかあるけど。許容範囲とゆーことで(笑)
最近の中ではとても充実感のある内容になりました。
こういう演奏会を積み重ねていけるといいな。
たくさんの個性的な強力メンバーは、一緒に演奏してて本当に愉しかった。
ステキな特別な時間を、どうもありがとう。
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